STDのバランスを大事にし、ボルトオンパーツを組み込んだスタイリッシュニンジャ SHIN Racing GPz 900R カスタムの世界では、ワンオフやスペシャルというコトバが、あり たがられる傾向にあるが、オールラウンドに使えるという意味から言えば、ボルルトオ ンパーツを駆使したカスタムも捨てたものではない。車体でもエンジンでも、フィッテ イングするパーツのバランスさえ間違えなければ、より低コストでできるし、何よりも 手軽に仕様変更できる(これがポルトオン最大のメリットだ)のは、プライベーターに とっては嬉しいものだ。 このシンレーシングのA10ニンジャ改は、ノーマルのバラ ンスを大事にしながら、ボルトオンパーツや流用パーツをバランスよく組み込み、さら にペイントで仕上げているという1台。スペック的には突出した部分はないが、マジー カワサキをイメージしたというイベントは鮮やか。アンダーカウルのみを装着するとい う手法もスタイリッシュだ。
1.ゼファー1100純正トップ ブリッジにオリジナルのハンド ルクランプを組み合わせること でバーハンドル化。バーはZ1 000Rを流用している。
2.エンジンはヨシムラST−1 カム、ポート加工を行う以外は STDベースのバランス取りのみ。 クラッチカバーはエリミネータ ー用に変更される。 FRPアンダーカウルのフィッ テイングもクイックリリース式 に改める。
3.ブレーキはブレンボ4ポット をプロト製サポートで装着。 同時にホースも グッドリッジに変更。フォーク 自体はφ41oのSTDだが、 インナースプリングをWPに 変更しリセッティングを行っ ているのもポイント。
4.ツキギのエキパイとKER KERサイレンサーをつない だオリジナルEX。 CVK34キャブにはダイノ ジェットをセット、クリーナ ーボックスも加工。